セルフクリーニング効果について

セルフクリーニング効果について

セルフクリーニング効果について 640 500 【公式】光触媒Cutalyst

いつもお世話になっております。

株式会社RISING INNOVATION 営業部、部長の大石です

先日、勉強熱心な加盟店様が見本板を作成、5ヶ月経過の写真を頂きました。

実験方法として、ケイカル板上部にブリード素材(グレー)塗布。

Cutalyst塗布と未塗布の2種類を用意し、経過を試した結果、未塗布板は汚れがなく、

塗布板がブリードからグレーに垂れた様な汚れが見受けられました。

塗布板の方が汚れが目立つという症状は可能性の限り考えてはみたものの、明確な回答を求めメーカーに確認。

結果を知識として皆様に共有させて頂きます。

 

そもそもセルフクリーニングとは?

親水性の効果に依存し、親油性汚染物質に対する防汚機能を指しています。

一般に広く信じられている「雨が汚れの裏側に入って浮き上がらせて流し去る」という学説は実は虚構で、セルフクリーニングは単に「親水性」と「親油性」が反発し合う、という表面張力の違いによる現象であることが明らかになりました。実際に降雨のない室内床面でも効果が得られることで実証できております。

つまり、親水性を保つことがセルフクリーニング効果に繋がるという事です。

 

今回の汚れは、光触媒の機能のセルフクリーニング効果の元となる親水性効果がブリードの成分が被ってしまい、撥水性になり、親水性がなくなった。

結果、セルフクリーニングが行われず、汚れが目立つ。

また、一番分かりやすい解釈としましては、

「親水性」にならなかった場合は、逆に汚れを引き寄せてしまう場合があります。

従って、無施工の板は汚れを引き付けない通常状態だったから汚れてませんが、

光触媒との相性の悪いブリード素材に施工をした事により「親水性」に成らず、逆に汚れを引き寄せて汚れてしまった。との事でございます。

 

洗剤なども同様ですが、汚れといっても様々で、得意・不得意な物がありますが、光触媒に関しては親油性の汚れに対して効果を発揮します。

 

以下の汚れに関しては、光触媒のセルフクリーニング効果では分解出来ないので注意が必要うです。

 

1)シーリングのブリード汚染

とくにシリコンシーラントのブリードは低分子シリコーンなので撥水性が高くてかつ光触媒で分解もされませんので、その部分がかえって撥水性になる可能性があります。

2)トリの糞、昆虫の体液

これらは親油性の場合もあり、親水性の場合もありますので一概には断定できませんが親水性の落下物はいつまでたっても取れません。

3)さび汚れ

鉄道の近くではレールのもらいさびが発生しますがこれは鉄イオンという親水性の汚れなので分解しません。

4)赤土の汚れ

赤土の色も鉄イオンによるものですから上と同じです。泥はねで壁面の腰壁部分が汚れてくることがあります。

5)マジック等の落書き

一挙に付着した顕著な汚染を処理できるほどの機能は光触媒にはありません。

 

余談ですが、雨の煤煙汚れは雨という水と一緒に降ってくるので一般には親水性の汚れと勘違いされていますが煤煙という超親油性の微粒子が水と一緒に降ってくる奇妙な現象でして未だに人工的には再現できていません。でも歴然と親油性の汚染物質であることには変わりがなく、光触媒のセルフクリーニング機能は屋外において雨筋汚染を防ぐことが出来ます。

 

今回お問合せ頂きました株式会社Repair様、有難う御座いました。

勉強になりました。

手厚いサポートがモットーの大石でした♪

・見本板比較

未塗装

塗装済

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